神奈川県川崎市高津区子母口497-2 子母口クリニックモール1F(モール内 22台あり)
川崎市特定健診・がん検診可
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ピロリ菌検査・除菌 PYLORI

当院では、ピロリ菌検査だけでなく、ピロリ菌が発見された場合、患者様と相談し、除菌も行います。

ピロリ菌とは

正式名は“ヘリコバクター・ピロリ”と言い、ヘリコとは「らせん」とか「旋回」という意味です。 ひげの部分も回転させて移動します。バクターとはバクテリア(細菌)。ピロリとは胃の出口(幽門)をさす「ピロルス」からきています。

この菌は胃の幽門部から初めて見つかりました。ピロリ菌の最も大きな特徴は、酸素の存在する大気中では発育しないことで、酸素にさらされると徐々に死滅します。乾燥にも弱く、グラム陰性桿菌に分類されます。

大きさは0.5×2.5~4.0μmで、数本のべん毛を持ち、胃の中を移動します。 ピロリ菌が強酸性下の胃の中で生育できるのは、胃の中にある尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、アンモニアで酸を中和することにより、自分の身の周りの酸を和らげて生きています。

ピロリ菌検査・除菌

ピロリ菌と疾患

胃の壁を傷つけ、胃の守っている粘液を減らし、酸の攻撃を受けやすくしてしまうので、胃炎や消化性潰瘍を発症させる要因になります。ピロリ菌が胃壁に取り付くと細胞を弱めてしまう毒素を出し始めます。 すると菌をやっつけようと血液中の白血球が付近に集まります。 両者の戦いが大きくなると、胃粘膜の消耗を早め、粘膜が炎症を起こして胃炎になったり、胃や十二指腸の粘膜が深くえぐられて消化性潰瘍になったりすると考えられます。

ピロリ菌の感染について

ピロリ菌の感染率は衛生環境と相関すると指摘され、60代以上の日本人の60%以上がピロリ菌に感染しているといわれています。ピロリ菌の感染経路はまだはっきり解明されていませんが、経口感染が主な経路と考えられています。上下水道が整備されていないような地域や国では感染率が高く、先進国の中では日本は際立って高い感染率です。しかし、衛生状態が改善された今日、若い世代の感染率は急速に低下しています。また感染していても、消化性潰瘍がかならず発症するとはかぎりません。

ピロリ菌検査・除菌

ピロリ菌除菌、胃炎でも保険適用へ

胃がんや胃潰瘍(かいよう)の大きな原因です。

これまで胃潰瘍などの病気がなければ胃からの除菌は、公的保険の対象ではありませんでしたが、2013年2月より軽い胃炎でも保険適用が認められるようになりました。 詳しくは当院までお気軽にお問合せください。

ピロリ菌除去について

『ピロリ菌を撲滅しましょう。ピロリ菌は薬で除菌できます』

ピロリ菌除菌治療

ピロリ菌の除菌治療には、胃酸の分泌を抑制するお薬と2種類の抗生物質の3つのお薬が用いられます。

除菌薬服用後の判定検査の重要性

除菌薬服用後、胃の中に本当にピロリ菌がいないのかを知ることはとても重要です。なかには一度で除菌できない場合もあります。除菌後の判定検査を受診し、ピロリ菌の有無を確認しましょう。

除菌後のフォローアップ

除菌に成功したからといって、胃がんなどの病気にならないわけではありません。ピロリ菌に感染している期間が長いと、胃の粘膜が正常に戻るのに時間がかかるからです。除菌後も定期的に内視鏡検査などを受け、胃の状態を確認しましょう。

ピロリ菌検査・除菌