風疹 RUBELLA
風疹で特に気をつけなければならないのは妊婦が感染した場合です。妊娠初期に風疹にかかると、ウイルスが胎児にも感染して流産したり、赤ちゃんに先天性風疹症候群 (CRS)という障がいを引き起こすことがあります。
赤ちゃんがそのような生まれつきの病気にならないためにも、ご家族みなさまで風疹の予防接種を受けることをおすすめします。
ただし、妊娠中は風疹の予防接種を受けることができませんので、女性は妊娠前に予防接種を受けておくことが大切です。
風疹とは
風疹とは、風疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。 一般的には1歳から小学校低学年の子どもに多い病気ですが、現在では成人にも多く、特に10代後半から50代前半の男性や10代後半から30代前半の女性が多く発病しています。 症状としては、発熱とともに全身に発しんが出現し、耳の後ろや首のリンパ節の腫れを伴うことが多くあります。子どもの場合、発熱と発しんはたいてい3日程度でおさまりますが、成人の場合、全身の関節炎を伴うなど症状は子どもより重くなる傾向があります。
風疹の予防接種について
風疹の予防はワクチン接種が有効です。毒性を弱めたウイルスである風疹ワクチンを接種することで、感染を予防することができます。 当院では風疹の予防接種を行っております。今までにかかったことがない方、予防接種をしたかどうかわからない方は、当院までお気軽にご相談ください。
また、多くの市区町村において公費負担による助成制度があります。詳しくは各市町村のホームページ等でご確認ください。